こんにちは。
日田市の工務店(有)天領住宅です。
9月1日は「防災の日」です。
9月は日本列島を覆う太平洋高気圧の勢力が弱まり、一年の中で最も台風が多い時期です。
この天候サイクルは昔から変わらず、人々は立春から210日目の9月1日頃を「二百十日(にひゃくとおか)」と名付け、大切な農作物に甚大な被害を与える台風に見舞われることに油断しないよう、厄日としていたそうです。
二百十日が示す9月1日を防災の日とすることで「災害への備えを怠らないように」という戒めも込められていたようです。
「関東大震災が起こった日」「伊勢湾台風が起こった月」「台風や天候の崩れが多い二百十日」という3つの要素が揃ったことから、9月1日は防災の日、9月は防災月間に指定されました。
近年は9月にかかわらず、天災に見舞われる事が多くなっています。
そのため、いつ起こるかわからない自然災害での住宅の被害をどうしたら最小限に抑えることができるのかを考えることが、一戸建ての災害対策には重要になってきます。
家づくりをお考えの皆様は、さまざまな災害を想定したうえで災害に強いマイホームを選ぶ事が災害へのリスクを減らすことに繋がります。
今日は、災害に強い家選びについてご説明いたします。
『災害に強い家を建てる(購入)ときのポイント』
災害に強い家を建てる(購入)時、3つのポイントを踏まえながら検討してみてはいかがでしょうか。
〇災害に強い家を建てる(購入)時の3つのポイント!
1,立地
2,構造
3,間取り・設備
1、立地について
1-1 一般的に低地や沼地、埋立地などは地盤が柔らかく、地震に弱いとされています。地盤が柔らかい土地は、地盤が固い地域よりも震度が大きくなることが分かっており、液状化現象が発生する可能性もあります。
地震対策としては、より地盤の硬い立地を選ぶことをおすすめします。
建築時の地盤調査は義務化されており、十分な地耐力(地盤が重みに耐えられる強さ)がないと判断されれば、一定の地耐力を確保するための「地盤補強工事」を行なうことになります。
1-2 河川の氾濫や洪水で被害を受けにくい、水害に強い土地かどうかも確認することも大切です。
一般には、河川の近くや低地などが危険と言われますが、最近では、豪雨により市街地の排水が間に合わなくなる「内水氾濫」が頻発しており、必ずしも河川の近くだけが危険とは言えなくなってきました。
こうした水害などの危険度を地図上に表したものが「ハザードマップ」です。お住まいの地域の洪水・土砂災害・津波等のリスク情報を、まとめて確認することができます。
2,構造について
建物の耐震性は構造によって決まると言ってもよいでしょう。
ここでは、木造住宅についてご説明いたします。
基礎は全面にコンクリートを敷設する「ベタ基礎」以上が望ましく、屋根はスレートやガルバリウム鋼板などの軽量のものの方が、家全体の重心が低くなり、耐震性が高まります。建物の形状としては、凹凸のない正方形に近い形の方が揺れによるねじれに強いと言われています。
こうした建物の構造や形状による耐震性をわかりやすく表したものが「耐震等級」になります。耐震等級1では、「建築基準法の耐震基準と同等の強度」とされていますが、復旧にかかるコストや耐震後の生活を考えると耐震等級2以上が安心ではないでしょうか。
3,間取・設備について
3-1 一般的に、建物は壁(耐力壁)が多い方が地震に強くなります。大きな吹き抜けや、柱・壁のない大空間は、耐震性という点から見ると不利になります。
もちろんしっかりと構造計算された間取りであれば問題ありませんが、壁がバランスよく配置された間取りが好ましいと思います。
3-2 水害に強い間取りのポイントは、1階が浸水した場合でも2階で通常に近い生活が継続できようにするため、2階にキッチンやリビングなどの生活スペースを設けると、万一、1階が浸水した場合でも、2階で通常に近い生活が送れる可能性が高まります。
同様に3階建で1階をガレージ、2階~3階を居住スペースとするのも有効な間取りといえるでしょう。
3-3 設備について
設備については、災害の種類に関係なく役立つ物が多いので、ここでまとめてご紹介します。
①パントリー(備蓄庫)
災害時でとても重要なのは水と食料の確保です。家族が約一週間程度は暮らせる分の水や食料、トイレットペーパーなどの生活用品も備えておけると安心です。
②太陽光発電と蓄電池
災害が発生して、停電になると全ての電化製品が使えなくなり気候によっては、熱中症などの体調不良にもつながるかもしれません。
そこでおすすめなのが太陽光発電です。太陽光発電に損傷がない限り、災害時でも電気を使え、日中発電した電気を蓄電しておけば、夜間も電気を使えます。災害時には非常に心強い設備です。
もちろん平常時にも省エネ(光熱費の削減)に有効ですので、導入をご検討してみても良いかもしれません。
③エコキュート
最近は設置されるご家庭が多い「エコキュート」。夜間電力を利用し、お湯を作り貯めておける設備。
災害時にはタンクに貯めたお湯や水を取り出して、生活用水として使うことができます。
④シャッター
台風や暴風雨の際には、飛来物での窓ガラスの破損を防ぐにはとても有効です。
最後に・・・
ここまで災害に強い家についてご説明してきましたが、災害対策ばかりを優先して家づくりをするわけにもいきませんし、予算の制限もあります。
そう考えた時に、優先順位で検討し家づくりに取り入れてみてはいかがでしょうか。
まずは家を建てた後、どうしても「変更ができにくいモノ」など。
また、日常生活を送るにしても有効的な設備を選択するのも良いかと思います。
パントリーがあると、キッチンがスッキリ片付きます。
太陽光発電やエコキュートは、日々の光熱費の節約にもなります。
地震や水害などの災害が頻繁に発生する近年、災害に強い家づくりを検討することはとても大切になってきました。
建築・設計のプロと十分に検討し、安心で安全な家づくりを考えてみませんか。
弊社では、家づくりの始まりである地盤調査からしっかりを行い、お客様が安心して住むことが出来る家づくりを心掛けております。
家づくりについては、しっかりをご相談しながら進めて参りますので、ご安心ください!
本日もご覧いただきまして、ありがとうございました(^^)
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