6月になり九州も梅雨入りしましたね。
この時期になると、雨も多くなり災害が起こりやすくなります。
家を建てる時、「電気が止まったら何も出来なくなるオール電化住宅は実際どうなの?ガスと併用の方が良いのでは?」と考えた事はありませんか?
実際はどうなのでしょう。
そこで、今回は『オール電化は本当に災害に弱い?』のかについてご説明します!
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【contents】
1、災害時の復旧順序について
2、太陽光発電が役に立つ!?
3、エコキュートは停電でも使える防災の見方!
4、まとめ
1,災害時の復旧順序について
では、実際に災害が起きて電気・ガス・水道が止まってしまった時、復旧するのはどんな順番だったのでしょうか。
順序はこちら…
電気 → 水道 → ガス
阪神淡路大震災の場合、神戸市では電気が復旧するのに7日間かかったのに対し、水道は90日、ガスは85日かかっています。
熊本地震では発生から5日後に電気は全面復旧(2日後には半数以上が復旧)しています。
そしてガスが15日後の復旧。
実は阪神淡路大震災、熊本地震ともに、最も復旧が早いのが電気だったようです。
電気とガスの復旧日数の違いは、かなり大きいようですね。
もし電気だけつかえなくなったら、オール電化住宅は不便なことが多いかと思います。
しかし日本の場合、長時間の停電が起こることは非常にまれで、工事などによる停電以外では、年に1回も停電が起こることはないといっていいでしょう。
2、太陽光発電が役に立つ!?
オール電化住宅では設置される方も多い「太陽光発電」は、停電時でも電気が使用できます!
太陽光発電を利用していれば、発電できる昼間には停電時でも電気が利用できます。
さらに「太陽光発電+蓄熱電池」の組み合わせなら、電気をためて使用することができますので、災害時ではかなり役に立つのではないかと思います。
3、エコキュートは停電でも使える防災の見方!
実はエコキュートは前もって夜のうちにお湯や熱を貯めておくため、停電したからといってすぐに使えなくなることはありません。
停電すれば浴槽への自動お湯はりなどはできませんが、キッチンや洗面、お風呂のカランのお湯側の蛇口からお湯を取り出すことができます!
※断水していないことが条件
※メーカーによって異なるので施工業者へ確認してください。
断水している場合は、蛇口からお湯も水も出ませんが、エコキュートは貯湯タンクに370Lもしくは460Lほどのお湯、または一部水が貯まっており貯湯タンクの下部から直接取り出すことができます。
こちらは高温のお湯が出てくる場合があるので、注意してください。
飲料水としては使用できませんが、370リットルの貯湯タンクなら、家族4人で3日分の生活用水をまかなえるといわれます。
一部のメーカー(パナソニックやダイキン等)では、停電や断水につながる可能性のある警報・注意報が発令された際、自動的に沸き上げを行い、タンク内の湯量を確保するエコキュートなどもあるようです。
※メーカーによって自動沸き上げの設定が異なります。
台風などで停電するとお湯が新たに作れなくなるリスクに備えて、深夜でなくともお湯を緊急的に作ります。
気象警報が出るタイミングは年間でもそこまで多くないため、こういった機能があるとさらに安心感ですね!
こうしたことから考えるとオール電化住宅は、いざという時に強い住宅といえるでしょう!
まとめ
ここまで災害時についてのオール電化住宅についてご説明いたしました!
災害時にオール電化住宅は以外にも強い家だとはわかりましたが、ここ数カ月で電気代が大幅アップしたこともあり、オール電化住宅は電気代がかかるのでは?というご心配もあるかと思います。
もちろんそのようなお話もありますが、それは旧式の機器が電気代を押し上げる大きな要因となっていることもあるようです。
1990年代から普及し始めたオール電化住宅に使用されていた機器比べると、現在取り付けられている機器では省エネ性能や電気の使用量を削減できる性能が違います。
このように、オール電化住宅の電気代についても使用する機器によって異なってくるので、一概には言えないのです。
今はさまざまな電力会社があり、オール電化住宅の電気代シミュレーションもできる会社もあるので、比較検討してみるのも良いかもしれません!
『オール電化住宅のご相談』は、弊社でも受け付けておりますので、お気軽にご相談ください♪
ぜひ広い視点から家づくりを考えみましょう!
本日もご覧いただきましてありがとうございました(^^♪
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