こんにちは、天領住宅です!
いつもご覧いただきありがとうございます。
新しく家を建てる時、デザイン、省エネ性能とともにしっかりと考えなければいけない「地震対策」です。
家の構造部分でもあるので分かりにくく、工務店任せなってしまう場合も多いのではないでしょうか。
今回は、建てた後に後悔しないように「地震対策」についての
基礎知識を分かりやすくお伝えいたします。
家づくりのご参考にされてください!
contents
1,建物がどれくらい耐えられるかの基準 「耐震等級」について
〇耐震等級3の建物が30年後に地震で倒壊する恐れがある
2,木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造のうち地震に強いのは?
3,免震・制震・耐震の違いについて
4、家の基礎も耐震性に影響する
まとめ
1,建物がどれくらい耐えられるかの基準「耐震等級」について
〇耐震等級とは?
「耐震等級」は地震の揺れに対して建物がどれくらい耐えられるかの、分かりやすく
3ランクで示した等級です。
耐震等級は1〜3までの3ランクあり、耐震等級3がもっとも耐震性の高い家となります。
耐震等級1=耐震基準とほぼ同等(※1)
耐震等級2=耐震基準の1.25倍レベルの地震に耐えられる強度(学校・病院など)
耐震等級3=耐震基準の1.5倍レベルの地震に耐えられる強度(警察署・消防署など)
(※1)耐震基準とは?・・・
■地震6~7程度に相当する地震が起きても倒壊しない強度。
■震度5強程度でも、建物が損壊しない
※一般的な住宅の場合、等級2以上から「長期優良住宅」として認定
※「耐震等級3」は、震災時に復興の拠点となる警察署・消防署と同等の最高レベルになります。
「耐震等級3」の家にするとコスト面ではUPしますが、証明書を取得しておけば地震保険の割引や住宅ローンの金利優遇が受けられるメリットもあります。
「耐震等級」は公的制度である「住宅性能表示制度」の10ある基準のうちのひとつです。
等級を取得するなら認定検査費等が必要になり、利用はお客様の任意ですので、まずは施工会社に「耐震等級3レベルの地震に強い家を作りたい」と相談してみましょう。
見積等で、比較検討することをお勧めします!
〇耐震等級3の建物が30年後に地震で倒壊する恐れがある!?
耐震等級3の家を建てたとしても、30年後には地震で倒壊する恐れが十分にあります。
その主な理由は2つ挙げられます。
①壁内の結露によって建物や支える柱や梁が腐ってしまう。
②木材を白アリに食べられる
以上を詳しく解説します。
①壁内の結露によって建物や支える柱や梁が腐ってしまう。
結露と聞くと、冬の窓ガラスにびっしりとついている水滴をイメージするかと思いますが、
窓ガラスだけじゃなく壁の中にも発生します。
壁内の結露はふき取ることが出来ない為、水分がついたままだと建物を支える骨組みとなる柱や梁に菌が繁殖し腐らせる原因になります。
②木材を白アリに食べられる
地震被害にあった、住宅をみると白アリ被害にあっていた住宅が多く見られるそうです。
家を支えるはずの、柱や梁が白アリ被害にあっていれば耐震等級3の家だとしても、住宅の耐震性を極端に低下させてしまいます。
白アリの被害から家を守るために出来る対策は行っていきましょう。
白アリは乾燥に弱いですが、常に高い湿度が保たれている場所を好みます。
好む場所は風呂場や台所、洗面所、トイレなどの水周りや、乾燥しづらい家屋の北側、床下の湿っている部分(土台や束柱、大引きなどの建築材)です。
湿気がたまらないように、風通しを良くしたり乾燥する事を心がけましょう!
2,木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造のうち地震に強いのは?
どんな工法でも「耐震等級」が同じなら、理論上地震への強さは同じになります。
木造でも鉄骨造も、耐震性は変わりません。
日本の建築基準法に定められている耐震基準に準拠する必要があり、それが保証されているのならどの構造でも大地震にも十分耐えられる強い建物と言えます。
特に「木造は地震に弱い」など良く言われますが、実際建物の構造がしっかりしていればそんなことはありません。
しかし、築年数の経った木造が〝メンテナンス不足〟だったり、鉄骨造でもサビなどが発生し放置されれば耐震性も変わってきます。
つまり・・・
しっかりした材料で施工され、定期的にメンテナンスされていれば
どの工法を選んでも大丈夫ということになります!!
3,免震・制震・耐震の違いについて
施工会社のホームページなどでよく目にするこの3つの言葉の違いについて紹介します。
伝わる揺れは低減されない。「制震」とは・・・制振装置を取り付けることで揺れを吸収することができます。
台風による揺れにも耐えられます。「免震」とは・・・地震の揺れを免震装置が吸収し、建物の内部へ伝わる揺れを大きく低減する構造となります。
4,家の基礎も耐震性に影響する
地震に強い家を作るためには、家の基礎も耐震が影響します。
家の基礎には2種類あります。
①布基礎
壁の位置に沿って立ち上がりを設け、面ではなく線で建物を支えるイメージになります。
使用するコンクリートや鉄筋の量が少ない分、ベタ基礎よりもコストを抑えられるのがメリットです。
もともとの地盤が良好であれば、布基礎でも耐震性を確保できます。
また、地面が凍結・膨張するような寒冷地では、凍結深度よりも深いところに基礎を設置する必要があるため、施工的に布基礎を採用するほうが適しています。
②ベタ基礎
鉄筋入りのコンクリートで、床と立ち上がり部分を一体化するのがベタ基礎です。
1階床全面で支えるイメージになります。
面で支えるほうが重さを分散できるため、耐震性に優れています。
建物が重い場合や地盤が軟弱な場合にはベタ基礎を採用するほうがいいでしょう。布基礎よりもコンクリートと鉄筋の使用量が多く、コストがかかるのがデメリットです。
まとめ
建物の耐震は、直接目には触れない部分です。
見えない部分だからこそ信頼できる工務店を選ぶ事と、お客様自身も基礎知識を身に着けておくことが大切だと思います。
天領住宅では、職人の高い施工技術と妥協のない家づくりを信頼され、日田で50年以上お客様に支持されてきました。
一貫した担当窓口や、アフターサービスの充実、自由度の高い施工でお客様が快適で安心な住まいを実現致します。
天領住宅では、無料で家づくりのご相談を承っておりますので、お気軽にご相談下さい!
お待ちしております!!
本日もご覧いただきましてありがとうございました☆
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