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パッシブデザインの家づくりで快適な暮らし

2023年7月21日

パッシブデザインの家づくりで快適な暮らし

 

こんにちは!

いつもご覧いただきましてありがとうございます(^^♪

梅雨明けも始まり、いよいよ夏本番ですね!

夏も冬も過ごす家づくりをご提案する時、大切にしている1つが厳しい季節をいかに快適に過ごせるか。
その考え方の一つに「パッシブデザイン」の家づくりがあります。

本日は「パッシブデザイン」についてご説明したいと思います。

ぜひ家づくりのご参考にされてください!

 

見出し
・パッシブデザインとは
・パッシブデザインのポイントについて
・パッシブデザインとパッシブハウスの違い
・パッシブデザインのデメリット
・まとめ

 

 

パッシブデザインとは

建物の構造や材料を工夫することによって、熱や空気の流れをコントロールし「夏は涼しく、冬は暖かい」快適な住環境をつくる手法のことです。

環境先進国のドイツで発展してきた、設計思想で世界基準となっている省エネ住宅のことを言います。

「パッシブ」を直訳すると「受け身」と言う意味で、冬は出来るだけ太陽の光を受け入れて、夏は太陽の光を遮つつ自然風を利用して溜まって熱を外へ逃がすなど、エアコンなどの住宅設備に頼らずに快適な家づくりを目指すという設計手法になります。

夏場は太陽が高い位置にあるので、庇(ひさし)を深く設けることで光を遮ったり、窓の前に落葉樹や広葉樹を植えれば夏場の強い光を和らげ、冬は葉が落ちるので太陽のあたたかい光が室内にたくさん入ってきます。
また屋根の断熱も重要になってきます。

そして、空調を上手に利用して冷気は下に下がるので、家の高い位置で冷やせば上から段々と下へと冷やしてくれます。
冬場は足元から温めれば、暖かい空気は上へといきますので下から家じゅうが暖かくなります。

ZEHの普及が推進されている中、今後ますますパッシブデザインの重要性が高まっていくと思われます。

パッシブデザインを少しでも取り入れることができれば、過剰な高気密・高断熱を追求する必要もなく、エネルギー消費や毎月の光熱費も抑えながら快適な住環境をつくることができます。
また家の中を一定の温度に保ってくれるため、ヒートショックの防止にもなります。

ではパッシブデザインの家とはどんな条件を満たした家なのでしょうか。
パッシブデザインの家を満たすポイントに付いてご説明します!

 

 

パッシブデザインのポイントについて

パッシブデザインのポイントは5つです。
この5つの設計ポイントをバランスよく取り入れ、地域や立地の特性を考えた設計を行なう必要があります。

■断熱性・気密性
快適な住環境を作ろうと思えば、パッシブデザインに関わらず欠かせない性能です。
例えば、冬場太陽の暖かい光を取り入れたとしても家の断熱性が低ければ熱は外に逃げてしまいます。
夏場も同じで、エアコンを使って室内を冷やしても冷たい空気は逃げるし、外からの熱は室内に入ってきます。
ですから、しっかりと断熱性と気密性を確保して断熱できるサッシを採用することが大切です。

■日射熱利用暖房
日射遮蔽の反対で、冬場の日射熱の有効利用するため室内に取り込み暖房として機能させる方法です。

■日射遮蔽
夏の暑い太陽光が南側の窓から入らない様にすることです。
日本家屋によく見かけるすだれや夏によく見かけるグリーンカーテンもその一つです。
また軒の出を深く出したり、窓の上に庇(ひさし)を設けることで太陽光での室内温度の上昇を防ぐことができます。
ただ軒や庇を出し過ぎると、冬場に太陽の光が入りづらくなり部屋の中が寒くなるので、夏の太陽の高さや日が差す角度を日照シミュレーションで計算したり、お住まいの地域や周りの建物の高さなどを考慮して、設定する必要があるのでその場合パッシブデザインについて詳しい施工会社お願いすると良いでしょう。

■昼光利用
照明器具ももちろん重要ですが、太陽が上がっている明るい昼間はなるべく太陽の光を利用して部屋の中を明るさを確保できる設計をしていきます。
高窓や吹き抜けで自然光を取り入れたり、部屋と部屋の間の壁の一部をガラスにするなど工夫次第で明るい部屋ができそうです。

■自然風利用
風の通り道を考慮して、建物の窓の位置を決めることで自然風を上手に利用した、快適な住空間が完成します。
季節の変わり目や春・秋にエアコンの利用を抑える事ができます。

 

 

パッシブデザインとパッシブハウスの違い

・パッシブハウスとは…

ドイツの「ドイツパッシブハウス研究所」の規定をして基準・認定をしている家のこと。
非常に厳しい基準で日本にも数棟ほどしか建っていません。
日本でパッシブハウスの家を建てようとするなら、「パッシブハウス・ジャパン」と呼ばれる社団法人へ問い合わせるか、会員認定を受けた施工会社で設計・施工を依頼します。

大まかに説明すると以下のような基準になります。
※規定はまだあります。大まかな基準です。

・冷暖房負担が各15kwh/㎡
・一次エネルギー消費量が120kwh/㎡
・気密性能が50pa時漏気0.6回
(基準が違うが日本でいうC値0.2~0.3ぐらい)
断熱性も気密性も非常に高い家ということになります。

パッシブデザインは認定基準というものがないので、パッシブハウスとは違うものになりますが、パッシブデザインの家を「パッションハウス」と表記していることもありますので、内容をしっかり確認することが大事です。

 

 

パッシブデザインのデメリット

パッシブデザインのデメリットは、敷地条件や周辺の環境によっては自然のエネルギーを上手に生かすことができなかったり、光の入り方や、風向き、周辺環境などを十分考慮した設計が必要になるので、設計を依頼する会社が限られて来ます。

好みの施工会社で建てられないケースも考えられます。

また、コスト面で住み始めればランニングコストは低くなると思いますが、初期投資は通常の家の作りに比べると高くなる可能性があります。

 

まとめ

 

パッシブデザインについて説明してきましたが、こうやってみるとパッシブデザインと言っても、難しいものではなく元々日本家屋に見られるような家の作りだと思いませんか。

その土地に合った作りで、自然環境を考慮しながら上手に自然の力を利用し快適に過ごす。

ただ、今は地球温暖化で自然エネルギーだけでの快適な暮らしは難しくなっています。
ですのでパッシブデザインの考え方を基本として、高機能な設備も取り入れてながら省エネで快適な暮らしになれば良いと思います。

天領住宅では、パッシブデザインの考え方を取り入れお客様が快適に過ごすことの出来る方角などを考慮し、光や風の通る家づくりを大切にしております!
そして、最新の技術を取り入れることでより良い家づくりを目指しております。
無料の家づくりのご相談や、モデルハウスのご見学も随時受け付けておりますのでお気軽にご連絡ください!!

本日もご覧いただきまして、ありがとうございました(^^♪

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