こんにちは!天領住宅です
いつもご覧いただきありがとうございます。
コロナ禍でペットを飼い始めた方も多くなりました。
ペットは大切な家族です。
新築を建てようと思った時、人もペットも快適な暮らしが出来るように、ペットがいる家庭では一般的な家づくりと違った間取りの工夫も大切です。
そこで、今回はペットの2大メジャーの犬と猫と一緒に暮らしを楽しむ間取りの工夫やアイディアをご紹介します。
ぜひ家づくりの参考にしてください!
目次
1.ペットと暮らすために知っておきたいこと
2.ペットと暮らす家の間取りと工夫
3.犬と暮らす家づくりのポイント
4.猫と暮らす家づくりのポイント
まとめ:ペットと暮らす快適な家づくり
1.ペットと暮らすために知っておきたいこと
・庭や外に出ると穴を掘り食べ物を隠す習性がある。
・外を眺めるのが好き
・ほら穴のように暗く狭いところが好き。
○犬の苦手な事
・寂しがりやで一人にされるのは苦手。
・体が毛でおおわれているので体温の調節がしづらく、体の熱を冷ますようなスペースがあると喜びます。
●猫の好きな事
・立体的で高いところが大好き
・猫はひなたぼっこも大好き
・犬同様狭いところが大好き
●猫の苦手な事
・不潔な事
・猫は自分の縄張りに入られるのが大嫌い
・ペットドアや爪とぎ柱の設置は必須。
2.ペットと暮らす家の間取りと工夫
次にペットと暮らす家をつくる際の間取りで、工夫することをご紹介します。人だけでなくペットにとって居心地のいい空間にするためにペットの習性や視点を大事にして、空間をつくり上げることが重要です。
2-1.リビングは十分な広さを確保することが重要
リビングは家族でくつろぐ場所。もちろんペットも一緒にくつろぐことができるよう配慮することが大切です。
ポイントは、隣家と接していない壁際にスペースをつくること。また、食事を安心して食べられるように、コの字やL字型の壁を設けて、少しだけ死角をつくることも大切です。ちょっとした収納スペースも設けて、エサやペット用品を収めておくと整理できて使い勝手もいいと思います。
2-2.床は滑りにくいものを選ぶ
ペットにとって普通のフローリングは滑りやすく、股関節のケガの原因になります。滑りにくいフローリングや滑り止めコーティングを施しましょう。
ペットが動く場所にはコルク材のタイルカーペットなども効果的。
もちろんペットのケガ予防以外にも爪によるキズ防止や防音効果にもなるのでぜひ取り入れることをおすすめします。
2-3.ペットコーナーの確保
ペットにも個別にリラックスできる空間が必要です。
特に猫は人目を気にする場合も多く、伸び伸び暮らすためにペットコーナーを設ける必要があります。
おすすめは、階段下などのデッドスペースを利用するといいでしょう。
人と触れ合うのが好きな犬は、リビングにペットコーナーを設けることがおすすめです。
2-4.掃除が出来るだけラクになる工夫
毎日のお掃除もペットの事を考えた工夫が必要になってきます。
まずは、抜け毛対策。抜け毛には埃だけでなく尿や糞が付いている場合もあり、放置して抜け毛を家族やペットが吸い込んだりする可能性もあります。
また、外で遊んできた猫や散歩に行った犬の足には、外の汚れが付いてしまいます。その汚れを家の中に持ち込まないようにすることは重要です。床材や壁紙など汚れが付きにくい素材を選び、また、掃除がしやすいようになるべくフラットな作りにすると毎日のお掃除も楽になります。
2-5.玄関ホールは、犬や猫が外へ勝手に飛び出さなような配置・設計にする
ポイントは、玄関ホールまでリビングから一直線で繋ぐ動線を避けること。また急な飛び出しの事故や、来客への配慮の面からも途中にドアや「ペットフェンス」を設けるなど工夫を考えてみてはどうでしょう。
またホールではなく、汚れた足のまま入れる「土間」スペースもペットと暮らす家では便利です。土間は玄関だけではなくそのまま庭に繋がるような配置にすることも可能。外に出ることが難しい日でもペットの遊び場所としても有効です。
2-7.洗面所はペットのトイレを置くのに適した場所
排泄物の処理も簡単で、換気機能も必ず付いていることから臭いがこもるのも防げます。計画する際は、トイレの置ける広さが確保できるか確認しましょう
2-8.浴室は最も事故が起こりやすい場所の1つ
まずチェックすべきは扉です。押して開けるタイプの扉ではなく、ペットが開けにくいタイプの引き戸や内開きにすることが理想的。そして、浴室の扉は必ず閉めるようしましょう。勝手に侵入して、水のためられた浴槽に誤って落ちてしまうということを防ぐ為にも、浴室の蓋を必ず閉めておきましょう。
また洗剤や石鹸、シャンプーなどのペットが舐めて危険なものは、高い場所の戸棚に収納しておくのもよいです。
2-9.キッチンでの事故が起こりにくくするために
食べ物や調味料を誤飲してしまったり、火による火傷など危険が溢れています。そのため、独立式のキッチンを採用したり独立式でない場合にも、ペットフェンスなどを取り付けたりペットから見えないように収納すると事故を防ぐことができます。
ペットの習性はそこまで多様ではないため、上記のようなポイントを押さえて間取りに落とし込むことで人もペットも安心で快適な住まいを実現することができます。
3.犬と暮らす家づくりのポイント
犬は一匹でいるより周りと戯れて遊ぶのが好きな習性があります。その点を考慮した間取りのポイントを大きく絞ってご紹介します。
①散歩後に犬の足を洗う場所を造る
散歩から帰ってきたとき足を洗うための蛇口を、ペットの出入口となりそうな玄関やリビングの窓、勝手口のいずれかのそばに設けておけば便利です。おすすめは、リビング窓のそばに設けて庭で遊ばせた後、そこで足を洗えればとても便利です。また、蛇口の下にほんの10センチほどの高さの枠を作って水を溜めておけば、自由に水を飲むこともできますし、暑がりの犬種には夏のプール代わりにもなります。
②ヒノキチップを活用
犬の死因で大きな割合を占めるのが、蚊に刺されることで発症するフィラリアです。対策として、ヒノキチップを活用することをおすすめします。ヒノキやヒバにはヒノキチオールという防虫効果のある成分が含まれているほか、消臭効果も期待できるのです。
③屋上や庭などをドッグガーデンに
犬はとにかく元気に走り回るのが大好き!天候の具合などによってはお散歩に行けない時もあるかもしれないことを考えると、庭の一部を犬が自由に走り回れるドッグガーデンとして作ることも考えてはいかがでしょう。庭があると犬は大好きな穴掘りもできます。もし敷地に余裕がない場合には屋上をドッグガーデンとして利用するのもよいかもしれません。
④室内も運動スペースを考えて回遊動線を確保
家の外部にスペースが取れない場合は家の中でも運動できるようにしてあげてはいかがでしょう。そのためには、体の大きさにもよりますが、ある程度のスペースは必要になってきます。例えば、行き止まりがないように、回遊できるような動線を計画すれば、それほど大きなスペースがない場合でも、走り回ることが出来て運動不足も解消になります。
4.猫と暮らす家づくりのポイント
猫といえば、自由気ままなイメージがあります。そんな猫と一緒に暮らす家を建てる際に、どのような点を考えるべきかご紹介します。
きちんと猫ならではの動線を作ってあげることで、快適な家になることと思います。
①キャットタワーやキャットウォークを造る
猫は縦横の立体的な動きを好みます。いわゆる「キャットタワー」を設置するなど、家の中に縦横の移動ができる部分を作るなどの工夫が必要です。
段違いの棚を作りつける方法はとても有効です。また、吹き抜け上部の窓際などに猫が自由にお散歩できるキャットウォークを作ってみても。キャットウォークはさほど幅が必要ではありませんので、家の中のあちらこちらに作ってみると猫も屋内の暮らしを楽しめるはずです。
②好きな時に通れるように「ペットドア」は必ずを取り付けること
猫通路が必要なほど、家中を歩きまわる猫にとって、壁やドアに専用の扉を付けることで、自由に部屋の出入りなどが可能となります。鍵付きのペットドアもあるため、外出時などは閉めることもできます。
③日光浴も大好きな猫は窓辺スペースを設けても◎
窓から外を眺めて落ちつくスペースに日光浴のスペースを作ってはいかがでしょう。窓前の棚の幅は猫が乗れる程度のスペースを設けること。気ままに一人でのんびりできるスペースを作ってあげましょう。
④トイレや汚れを落とすためスペースもしっかり確保
排泄物を隠す習性のある猫が、トイレを落ち着いてできるよう人目が気にならない場所に設置することをおすすめします。洗面所は処理もしやすいためおすすめです。死角になるように壁などで囲うなど検討しましょう。
⑤猫の爪とぎ習性に対処する
猫は壁で爪とぎをして縄張りをアピールする習性があります。そこで、猫が爪をとぐところを、麻縄で巻いて保護したり、麻縄パネルで覆ったりすることで、本来持っている習性を我慢させる必要もなく、大切な家も守ることができます。
まとめ:ペットと暮らす快適な家づくり
ペットと一緒に暮らす家は、飼っている動物の種類によっても、気を付けなければならないことが違ってきます。今回ご紹介したようなペットのための様々な工夫を凝らすことで、お互いが末長く快適に暮らせる住まいが実現していきます。
天領住宅ではそんなお客様の家づくりのご要望をしっかり形にし、ご提案させて頂いております。
ペットと楽しく暮らす家づくりをお考えの方は、お気軽にご相談下さいませ。無料の家づくりのご相談は随時承っております(^^♪
本日もご覧いただきましてありがとうございました!
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